歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
あぼしさんちょうじゅじ ルート 長寿寺(9:50)〜北尾根登山口〜展望の峰(11:20)
〜阿星山(11:45/12:20)〜平甲展望所(12:45)
〜常楽寺分岐〜登口(13:40)〜長寿寺(14:10/14:30)
阿星山長寿寺
地  域 25S:三雲/北西SE 概要 長寿寺は、山号:阿星山、宗派:天台宗、本尊:地蔵菩薩(秘仏)、創建:伝・天平年間(729-749)、開山:伝・良弁、開基:聖武天皇(勅願)、文化財:本堂(国宝)・他、別称:東寺(ひがしでら)。創建の事情および時期については史料が乏しく定かでなく、奈良時代の天平年間(729-749)に、聖武天皇が良弁に子宝の祈願をさせたところ、皇女(後の孝謙天皇)が誕生しました。そこで、良弁がこもっていた阿星山中は、紫香楽宮の鬼門でもあるので、ここに鬼門封じと皇女の長寿を願い、七堂伽藍24ヵ坊からなる勅願寺を建立して長寿寺と名付け、行基に作らせた子安地蔵を本尊としたとつたわります。平安時代の貞観年間(859-877)に本堂が焼失するがすぐに復興される。その後は、阿星山五千坊と呼ばれるほどの天台仏教園を形成しました。境内の南側には、隣接して鎮守社である白山神社が鎮座しています。常楽寺・善水寺とあわせて湖南三山のひとつです。
Mapion 滋賀県石部町東寺
標  高 213m/209m=04m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、Θ
山行日 2004.03.02、(曇・晴)
形  態 日帰り:3名
時  間 所要00:20/歩行00:10
アクセス 自家用車、01:50
備  考 特に支障なし
庫裏裏門(腕木門:自然木仕立て)
灯籠火口障子切り絵
長寿寺弁天堂(重要文化財)
              昭和27年3月27日指定
弁天堂は、天文9年(1550)建築。形式は、一間堂の正面に軒唐破風をつけ、屋根は入母屋造りの檜皮葺。小規模ではあるが優美な外観を持った建物である。

            昭和63年3月
               滋賀県教育委員会
長寿寺本堂(国宝)
              明治31年12月28日指定
長寿寺は、良弁僧正の創立と伝え、後に天台宗寺院になった。本尊は子安地蔵尊を祀る。現在の本堂は、鎌倉時代前期に建てられたもので、形式は五間堂の正面に三間の向拝が付き、屋根寄棟造りの檜皮葺。内部は、内外陣にわかれて礼堂造りの名残をとどめ、構造・意匠的に質の高い密教本堂の代表建築である
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「本堂・弁天堂」案内板
本堂右正面
鐘楼
本堂正面
山門正面額縁
山門(四脚門)中景、寺号碑
灯籠火口障子切り絵
弁天堂
鎌倉時代には源頼朝が、室町時代には足利将軍家が祈願所として、諸堂を造改修したといわれる。当寺にも、常楽寺同様三重塔がありましたが、織田信長によって安土城山中のハ見寺に移築されました。楼門は栗太郡(現・栗東市)の蓮台寺(廃寺)に移設されましたが現存していません。
参道
山門(四脚門)正面
山聲-TOP
山悠遊-滋賀甲賀