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橋紀行:木曽の桟
木曽川に架かる橋の右岸袂に立つ標識
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桟展望所の駐車地に芭蕉句碑、子規句碑があります
『 かけはしや あふない処に やまつゝし 』
『 桟や 水へとゝかす 五月雨 』

『むかしたれ 雲のゆきゝの あとつけて
         わたしそめけん 木曽のかけはし 』

子規の詠んだ俳句と短歌を句碑として建立されています 
芭蕉句碑『 桟や 命をからむ 蔦かづら 』 (更科紀行)
現地案内板
現地案内板
木曽川下流に架かる橋左岸からの展望
木曽川下流に架かる橋右岸からの展望
木曽川下流に架かる橋右岸からの展望
展望所からの展望
木曽の桟南側から
標   題 木曽の桟
山 行 日 2017年(平成29年)07月27日(晴)
地  域 20k:上松/北東W
Mapion 長野県上松町上松
撮影場所 右岸展望所
リ ン ク
概   要 木曽の棧(きそのかけはし)は、長野県木曽郡上松町の旧国道19号(現上松町道)の下にある橋跡で、長野県の史跡、日本百名橋の番外の1つである。歌枕としても知られ、近くには「棧温泉」、木曽川右岸バイパス道路には「木のかけはし」があります。木曽川沿いには、通行困難な断崖がいくつかありました。そのため、断崖に差し込んだ丸太の上に、板などをあてて通り道とした「桟道(さんどう)」を設けました。そのうちの「波計の桟(はばかりのかけはし)」は、福島宿と上松宿の間にあり、かつて、日本三奇橋の1つに数えられました。平成9年(1997)、国道19号の路上に岩が落下し通行止めが起きたことなどから、平成18年(1999)より「桟改良」というバイパス工事が行われ、平成26年(2014)に開通しました。
古くは、今昔物語集に記述があり、豊臣秀頼が改良工事をしました。 正保4年(1647)、通行人の松明により焼失しますが、翌年に尾張藩が872両をかけて、石垣と3つの木橋を設けました。元文6年(1741)と明治13年(1880)の改修を経て、明治44年(1911)には国鉄工事のため木橋が無くなり、石垣のみとなりました。
木曽川下流に架かる橋