きたまえせんしゅやしき-ぞうろくえん ルート 蔵六園(14:30/15:30)
北前船主屋敷-蔵六園
地  域 17k:片山津温泉/南西SE 概要 蔵六園は、 江戸時代より日本海を雄飛した旧北前船船主:酒谷宗七郎の居宅として建築されたと伝わる大規模な邸宅で、国の登録重要有形文化財です。 江戸時代後期の建築と推測され、藩主専用の間や母屋、土蔵、庭園に至るまで、往事の姿がほぼ完全な形で残ります。「蔵六園」とは、全国各地の銘石を集めた庭園部分のことで、最後の大聖寺藩主・前田利鬯(まえだとしか)が、庭園の瀧石の自然石があまりにも亀に似ていることから命名されたもの(蔵六とは4本の足と頭・尾の6つを隠すことで、亀の異名)と伝わります。庭園の置き石の数々は、全国各地から北前船を使って蒐集(しゅうしゅう)されたものです。船箪笥(ふなだんす)などの家具や蒐集された古九谷、山中漆器などの美術品も必見です。広い縁側から眺める庭園は見事で、四季折々の表情を見せてくれます。山野草園には500種の山野草が植生され、愛好家が訪れます。
Mapion 石川県加賀市橋立町
標  高 13m/11m=02m
距  離
体力度 ―、Θ
山行日 2023.04.18、(曇/雨)
形  態 後泊、3名
時  間 所要01:00/歩行00:10
アクセス 自家用車、02:20(高速)
備  考 特に問題なし
室内部
額『蔵六園』
門構え
室内部
「蔵六園」案内板、クリックで拡大
庭園
玄関
「蔵六園」案内板、クリックで拡大
庇破風の懸魚を隠さないように庭木(モチの木)の高さを剪定しているそうです
北前船は、江戸から明治にかけて活躍した買積み廻船(船主が荷物を買い取って商いをする船)のことです。大阪から瀬戸内海を抜け北海道まで日本海を往復して、各寄港地で売買を繰り返すことにより莫大な利益をあげていました。当時、橋立村は日本一の富豪村と言われていました。
近くには、日本海交易で巨万の富をもたらした北前船関係の資料を展示する「北前船の里資料館」、加賀市に残る北前船主住宅としては最古の忠谷家住宅もあります。すべて日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」の構成資産になっています。
蔵の扉
立柱門
山聲-TOP
旅悠遊-石川加賀
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき