歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
おおざかいどうくつじゅうきょあと ルート 大境洞窟住居跡(08:50/09:10)
大境洞窟住居跡
地  域 16n:虻ガ島/南西S 大境洞窟住居跡は、国の指定史跡である洞窟遺跡です。波浪の浸食により形成された自然洞窟と言われ、6つの文化層を持つ縄文時代中期から中世の複合遺跡です。入口の幅:16m、高さ:8m、奥行:35m。現在の地盤面は、海面より約4m高くなっています。この住居跡は、氷見市大境漁港の近くにある白山神社裏手の洞窟内にあり、大正7年(1918)に社殿を改築しようとしたところ、骨や土器が出土しました。その後、東京大学人類学研究室の学者らによって詳しい調査が行われ、縄文時代から中世にかけての土器、陶磁器や人骨、獣の骨が出土しました。この発掘によって縄文文化と弥生文化の時間差が分かったほか、縄文期の大型石棒・石庖丁や、弥生人骨の抜歯の風習や顔面装飾(頭骨に赤い塗料のついたもの)が注目を集め、日本の考古学史上に残る遺跡として評価されています。
Mapion 富山県氷見市大境
標  高 04m/02m=02m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、Θ
山行日 2018.10.18、(晴)
形  態 日帰り:3名
時  間 所要00:20/歩行00:10
アクセス 自家用車、04:30
備  考 特に支障なし
洞窟左正面
洞窟住居の様子(案内板)
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上下6層からの出土物は次の通りです
第1層 中世・近世の土師器・陶磁器・鉄刀など
第2層 奈良・平安時代の須恵器・土師器など
第3層 古墳時代中期から後期の土器・動物遺体など
第4層 弥生時代中期末から古墳時代初期の土器・人骨・動物遺体など
第5層 縄文時代晩期後葉から弥生時代後期の土器・石器・骨角器・人骨・動物遺体など
第5層 縄文時代中期中葉から後期前葉の土器・石器・動物遺体など
白山社前広場
洞窟奥部
洞窟奥部
天井・壁状況
洞窟内から外部右側
拝殿背面
洞窟内から外部左側
洞窟内部
洞窟正面
拝殿左脇から本殿
拝殿
白山社鳥居
駐車場からの白山社、右には大境漁港
洞窟案内(案内板)
配置図(案内板)
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